家計管理や節約

【家計管理や節約】割引シール節約法の有効性について

割引シール節約法とは、スーパーやドラッグストアなどで割引シールが貼られた値引き商品を積極的に活用し、買い物の支出を減らす節約法のことです。

割引シールが貼られる商品は?

割引シールが貼られるのはほぼ食品です。お惣菜、お弁当、生鮮食品、菓子パンなど、消費期限がタイトな商品が多いです。

消費期限の問題でお店側が早めに売り切ってしまいたいから、割引してくれるのです。

「こういった値引き商品を意図的に買うこと節約になるのか?」を検証するのが今回の記事です。

割引シール節約法は節約に有効か?

いきなり結論ですが、

「割引シール節約法は有効なことも無駄なことも両方ある」

というのが私の意見です。

こう考える理由ですが、割引シールが貼られている商品は基本的に保存がききにくいからです。

お店が消費期限が近くて割引しているということは、買ってから消費するまでの猶予もあまりないということになります。

つまり、買ってからすぐに無理なく消費できる商品であれば良いのですが、そうでない商品は無駄になってしまうこともあります。

以下では私がこれまでに経験した無駄になってしまうケースを紹介します。

①買いすぎてしまう

まずよくあるのが「買いすぎてしまう」です。

お弁当やお惣菜がとくにありがちなのですが、割引されているからといって食べきれない量の商品を買ってしまうのです。

冷凍出来る食品でしたら一旦冷凍して後で食べるということも出来ますが、お弁当やお惣菜は冷凍するのが難しく、また、無理に冷凍したとしてもとても嵩張るので冷凍庫のスペース的な問題でも保存は難しいです。

いくら安いと言っても消費しきれない量を買うのは無駄です。

②必要のない消費をしてしまう

本来消費する必要のないものを買ってしまうとこれが起こります。

よくこれが起こるのが菓子パンやお菓子やスイーツで、いわゆる間食に該当する食品です。

こういった間食の食品は本来マストのものではないのですが、安く売られているのを見るとついお得な気持ちになって買ってしまうことがあります。

そして、本来必要がなかった間食をして消費してしまうのです。

間食に該当する食品を無駄というつもりは毛頭ありません。間食は生活のクオリティをあげる要因でもありますので、人生にある程度は必要なものだとは思います。

ただし、安売りされているからといって頻繁にこういった食品を買ってしまっていては無駄遣いになってしまいます。

③時間を無駄にしてしまう

割引シールはお店側にとって最終手段です。当たり前ですが、出来れば割引する前に買ってもらいたいのがお店側の本音です。

つまり、割引シールはお店がギリギリのタイミングだと判断してから貼りますし、必ず決まった時間、決まった商品に貼るというものではありません。

(決まった時間に決まった商品に貼ってしまうと、お客がそれを待って買い控えてしまうため。)

そして、割引シールが貼られるまでお店の中で長時間待機している人をみかけるのです。

私がたまに使う某有名スーパーの話ですが、お弁当とお惣菜の割引シール待ちをしている常連が数名います。

そのスーパーはだいたい午後7時の時点でお弁当とお惣菜に3割引シールが貼られています。そして8時~9時くらいのタイミングでそれが半額シールに張り替えられます。

私がこれまでの買い物でみかけたところだと、その常連たちは7時30分くらいからずっとお惣菜コーナーで待機しています。つまり、割引シールの張り替え待ちで30分~1時間半程度の時間を使っていると思われます。

果たしてこれは賢い買い物なのでしょうか?

定価で買った場合に10000円分も買えば、3割引きが半額になればその差額が2000円になりますので、仮に1時間待機したとしても十分なディスカウントだと思えます。でも、定価で2000円分の商品しか買わない場合だと差額は400円になってしまいます。400円のために1時間も待機したらかなり非効率です。それこそ働いたほうがよっぽどお金になります。

また、定価で10000円分買えば十分なディスカウントと書きましたが、そもそもそんなに大量のお弁当やお惣菜を買うことが賢いでしょうか?

①と②で記述したような無駄な買い物になっていないでしょうか?

私は割引シールを待つ行為は時間の無駄だと感じてしまいます。

割引シール節約法が有効なのは

ここまで無駄が出ると思うケースを紹介してきました。

逆にこれらのすべてにあてはまらない割引シール商品は、すごくお得な買い物であると思います。

つまり、必要である商品を、無理なく消費しきれる量で、時間を無駄にせず買うことが出来れば合格です。

先ほど出した私が行くスーパーで例をあげると、お弁当やお惣菜を目的にして夜8時過ぎに買い物に行き、そのとき貼られている割引シールの金額で必要な量だけ買う、という感じですね。

まとめ

割引シールが貼られているとついついお得な気分になってしまう人は世の中多いと思います。

ただ、それは錯覚で実際はお得どころか無駄遣いをしてしまっていることも多々あります。

割引シールは上手く利用して賢い節約をするようにしましょう。

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