投資は、投資対象によっては、投資に不慣れだったり、自身で適切な判断が出来ない状態で始めてしまうと大きな損失を被る可能性があります。
場合によっては人生にマイナスの意味で大きな影響を与えてしまう可能性もあります。
そこで今回は「投資をこれから始める人や始めて間もない人にオススメ出来ない投資対象」を紹介致します。
※非オススメ度をMAX★5で記載します
※私の主観を基に記載しますが、投資は自己責任となりますのでご了承ください(自己責任で投資行為や投資判断をしてください)
非オススメ①:FX (非オススメ度★★★★★)
FXはゼロサムゲーム(実際はマイナスサムゲーム)なので初心者にはオススメ出来ません。
ゼロサムゲームとは、参加者が投じた金額を参加者同士で奪い合うゲームのことで、FXは世界中の投資の猛者を相手にしてお金の奪いをする投資です。
正直、初心者は運で一時的に利益を出すことはあっても、長期間に渡って利益を出し続けるのはかなり難しいと私は思います。
さらに言えば、実際は手数料(スプレッド)や税金があるためFXはマイナスサムゲームです。仮に1回の取引での勝率が50%であってもマイナスになってしまうのです。
また、FXはレバレッジをかけて投資するのが珍しくなく、レバレッジの倍率によってかなり大きな金額動いてしまいます。
FXは世界中の猛者との戦いであり、高いレバレッジを間違ってかけてしまうと大きな損失を出してしまう可能性のあるものです。
私は投資に不慣れな段階の人はFXは避けた方が良いと思います。もしやるにしても、高い倍率のレバレッジ(ハイレバ)は絶対やらないようにしましょう。
非オススメ②:仮想通貨(暗号資産)/NFT (非オススメ度★★★★★)
仮想通貨(暗号資産)やNFTも私は初心者にはオススメ出来ないです。
理由はFXと同じく、仮想通貨もNFTも需給によって値動きが起こるゼロサムゲームの資産だからです。
(これらも実際は税金や手数料を考えるとマイナスサムゲームです。)
これらは過去をみると値動きが激しい傾向があり、簡単に大きな損失が出る可能性があるため、投資初心者が手を出すべき対象ではありません。
非オススメ③:個別株式の衝動買い(非オススメ度★★★★)
私は株式投資は推奨派で、別の記事では株式をおすすめの投資対象として紹介していますが、衝動的に個別株を買う行為はとても危険で、オススメしていません。
なお、私が思う個別株の衝動買いに該当するのは以下のものです。
- 企業の知名度や好感度だけで購入
- ニュースやSNSや金融機関で紹介された銘柄をそのまま購入(他人のオススメで購入)
- 配当金や優待だけで判断して購入
- テーマ(事業分野)だけで購入
上記の1~4はその銘柄を注目する最初の理由なら全く問題はありません。
ただ、株式を買う裏付けとなる財務諸表や決算短信などに目を通さずに買ってしまうのは危険です。
ある企業に注目した場合、必ずその企業の事業内容、業績、財務状況、将来の展望は確認するようにし、現在の株価よりも価値が高いと思われる企業のみを買うようにしましょう。
衝動買いで個別株をやるというのは、その企業の価値をちゃんと理解していないということなので、売り買いのタイミングもちぐはぐになり、高値掴みや狼狽売り、損切り失敗や値上がりを逃すなどが起こりやすくなります。
非オススメ④:不動産(非オススメ度★★★★)
不動産投資も初心者にはオススメ出来ない投資です。(不動産投資信託REITはここで言う不動産に該当しません。)
不動産投資は間違って悪い物件に投資してしまうと投資元金が大きいため損失も大きいものになってしまいます。
流動性も低いため、場合によっては売りたくても売れないということでさえ起こりえます。
不動産は専門性が高い業界ゆえに、素人が簡単に物件の良し悪しを判断するのが難しいです。
不動産会社(ディベロッパー)が契約前に提示してくる入居率や月の家賃や修繕積立金や〇年後の資産価値などは保証されているものではなく、あくまで契約時の不動産会社の見積(希望的観測)なので、それを鵜呑みにして不動産を買ってしまうと大変なことになってしまいます。
近年悪い方面で話題になっているワンルームマンション投資がその代表格で、知識の乏しい投資初心者が大きな損失を出してしまった話が後をたちません。
少なくとも、自分自身で利回りや将来的な資産変動が見積出来るくらいに投資慣れするまでは、不動産投資は避けたほうが賢明だと私は思います。
まとめ
今回は私が投資初心者にオススメ出来ないものを紹介しました。
いずれも投資初心者がテキトーにやってしまうと大きな損失が出る可能性あり、SNSや人の紹介などで気軽に手を出していいものではありません。
また、こういった大きな金額が動く投資(投機)には悪徳業者や詐欺師が跋扈しており、嘘のもうけ話などで搾取される危険性もあります。
投資に慣れて、投資対象の利回りやコスト、資産価値を自身で判断出来るようになるまではこういった投資対象には手を出さないことを私はオススメします。